2018年6月13日

ペドフィリアグループ(SPG)のご案内
SPG(Sexual addiction Pedophilia Group-meeting)

 

 近年、幼い児童を対象にした小児性犯罪事件が後を立たちません。また、一方でこの類の事件に対する再犯防止策にも注目が集まっています。最近の代表的な事件は以下のとおりです。

・千葉県柏市小3女児殺害事件(リンちゃん殺害事件)
・新潟小2女児殺害事件
・岡山県津山市小3女児殺害事件(事件自体は平成16年)

 法務省の法務総合研究所の調査によると、裁判確定から5年経過時点での再犯の有無を示す再犯率は、低年齢の子供を狙った小児わいせつ型の再犯調査対象者で「性犯罪再犯あり」が9・5%、「その他再犯あり」は6・6%でした。ただ、性犯罪前科が2回以上ある人を類型別でみると、小児わいせつ型は84・6%に上り、痴漢を除く強制わいせつ型(44・0%)や単独強姦型(63・2%)と比べても同一類型の小児わいせつ型性犯罪を繰り返す傾向がうかがえます。

 榎本クリニックでも、最近小児性愛障害での受診が増加傾向にあります。しかし、一方で彼らの過去の体験は他の性依存症者の中でも言語化しにくく孤立していく傾向にあります。言うまでもなく、彼らの孤立は再発の深刻なトリガーとなりえます。そこで、当クリニックでは日本で初めて小児性愛障害に特化した治療グループSPG(Sexual addiction Pedophilia Group-meeting)を立ち上げました。

 

以下、DSM‐Ⅴにおける小児性愛障害の診断基準です。


A:少なくとも6カ月にわたり、思春期前の子どもまたは複数の子ども(通常13歳以下)との性行為に関する強烈な性的に興奮する空想、性的衝動、または行動が反復する。
B:これらの性的衝動を実行に移したことがある、またはその性的衝動や空想のために著しい苦痛、または対人関係上の困難を引き起こしている。
C:その人は少なくとも16歳で、基準Aに該当する子どもより少なくとも5歳は年長である。

※青年期後期の人が12~13歳の子どもと性的関係をもっている場合は含めないこと。


【参考資料】
・「性犯罪の中でも、小児性犯罪は別格である」(IRONNA)
https://ironna.jp/article/7114

 

≪SPGのご案内≫
・グ ル ー プ 名 :SPG(Sexual addiction Pedophilia Group-meeting)
・場     所:池袋榎本クリニック2階
・実  施  日:毎月第2第4木曜日(18時~19時)
・対  象  者:小児性愛障害の診断基準を満たす者
・グループ担当者:斉藤章佳(大森榎本クリニック精神保健福祉部長)
・クリニック相談窓口 :北條正順(03-3982-5321

 

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